出る杭は打たれて伸びる!

アクセスカウンタ

zoom RSS No14 仕事の満足度を上げるには 1

<<   作成日時 : 2009/08/19 14:28   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

仕事に対する満足度が下がり続けています。
今の仕事にやりがいを感じている人が17%しかいない、入社3年で3割以上の
新入社員が会社を辞めていく…そんな世の中はやはりおかしいと思います。

仕事内容、待遇、将来性…不満の理由は人様々だと思いますが、
転職したら改善するのでしょうか?

20、30代の働く人の不満点トップ3を上げてみると、
賃金、職場の人間関係、職種や仕事の配置
なのだそうです。どうすれば今の仕事に満足感が得られるのでしょうか?

今回はまず、賃金について考えてみたいと思います。


< 給料は上がらない >

既に、日本の会社員の賃金は世界でもトップレベルに達しています。

プレジデント2007年12月号によると、主要都市での税金や社会保障費を除いた
実質手取り月収は、

・先進国
 東京24万円、ニューヨーク28万円、ロンドン27万円、フランクフルト24万円
・BRICs
 モスクワ7.5万円、リオ6万円、上海4万円、インドムンバイ2.5万円

なのだそうです。日本の場合はこれにボーナスが加算されます。

また、法律で決められている最低賃金も、2008年度の厚生労働省資料では、
大阪府で時給748円、ニューヨークで7.25ドルですので、

やはり日本の賃金は、世界最高水準にあります。

確かに、大企業ほど給与は高いですから、大企業への転職を希望される
方が多いのですが、大企業での給与はここ10年以上横ばいもしくは
下がり続けています。

ちなみに、戦後の高度成長期が終わり、安定成長期へ移行した1980年の
大阪府の最低賃金は時給330円、アメリカの最低賃金は時給2.9ドルでした。
当時の為替レート240円で計算すると、大阪の時給は1.38ドルになりますので

1991年バブル崩壊までは、頑張れば給料が倍になる時代でした。

今のBRICsの人々が一生懸命働く姿は、30年前の日本の姿と同じです。

しかし、今の日本は状況が違います。

今まで通りの仕事をしていては、頑張っても決して賃金は上がりません。
近い将来、BRICsの国との競争に負けて賃金は下がっていくかも知れません。

このことに気づいている方々も多いと思います。

日本がより強い国際競争力を持つ国に成長しない限り、

日本全体で見るとこれ以上の賃金増加はもう望めないのです。


< 第一の選択 >

では、どうすれば良いのでしょうか?

天然資源の少ない日本が、世界との競争に勝てる要素として持っているのは
先人が積み上げてきた知恵という資源と、人材という資源ぐらいしかありません。

10年先にBRICs諸国との競争に勝てる保障は何処にもありません。

今より安い給料で満足する生活に、ライフスタイルを変えていくのか…、

より高い価値を提供できる商品やサービスを様々な分野で作り出して、
より強い国際競争力をつけていくか…

日本は今、将来を左右する重要な選択を迫られています。そして、
後者を選択したくとも効果的な打つ手を見つけきれていないのが現状です。

第一の選択 : 現状以下で満足するライフスタイルに変える

これが、賃金に対する不満を解消する、一つ目の取りうる選択肢となります。
ガツガツせず今を楽しむ、草食系男子が増えている理由はここにあると思います。
飢饉の時に、節約、倹約を旨として過ごす…日本人が昔から行ってきたことです。

しかし、この選択には、非常に大きな問題を引き起こす可能性があります。
皆が給料と生活レベルを落とすわけですから、貧乏人はより貧乏になります。

つまり、飢饉の時に、一家離散、身売り、姥捨て…が起こったように、
低所得者が多い若者と老人にシワ寄せが行きます。

短期間なら、政府による救済対策が可能でしょうし、何とか我慢も出来ます。

しかし、長期間続くとなると、救済措置は国家財政の破綻を招くでしょうし、
国民全体に不満が溜まって、むしろ旗一揆が各地で起こったように、
動乱が起こる可能性があります。

多くの現役世代が将来に展望を見出せないのも、少子化や高齢化社会負担に
根本的解決策を見出せないのも、実は、この点にあるのだと思います。

では、どうすれば良いのでしょうか?


< 第二の選択 >

日本には、製品だけでなくサービスにも世界の誇れるものが多いと思います。

分単位で運行している電車、小銭のお釣りに手を添えてくれるコンビニ…
そんな上質なサービスを提供している国は、世界のどこにもありません。
安全で美味しい野菜や果物を簡単に手に入れられる国はそうはありません。

世界市場ということを視野に入れたとき、あらゆる仕事で、
他国にはない競争力が持てる可能性があると思っています。

働く人の賃金は、
・Inputコスト(エネルギーや原材料)とOutputPrice(売価)との差額
に相関しています。ですから、

日本にしか提供出来ない上質な製品やサービスを、
 より少ないエネルギーとより安い原材料で実現して、国際価格で提供していく

このことにチャレンジして達成出来た企業や産業のみが今後も成長していく、
そして、そこで働く人の賃金も伸びていくと思います。

世界シェアー50%を超える超優良企業が日本には沢山ありますが、
どの企業も少数のエリートや天才が作り上げたものではありません。
最初は失敗の連続だったはずです。

それでも社員一人一人が、先人の知恵を活用して、みんなで知恵を出し合って、
失敗にメゲズ、諦めず、向上心をもってチャレンジしてきた…
そんな地道な方法で作ってきたのです。

ですから、多くの企業もそのことは良く理解しています。

若手社員に望むこを従業員規模別にトップ5を上げてみると、

・超大企業(5000人以上) 
 コミュニケーション、向上心、強い責任感、柔軟な発想、リーダーシップ

・大企業(1000人以上4999人)
 向上心、コミュニケーション、職業意識、社会常識、強い責任感

・中堅企業(300人以上999人)
 向上心、職業意識、社会常識、コミュニケーション、強い責任感

・中企業(100人以上299人)
 向上心、職業意識、社会常識、強い責任感、コミュニケーション

・小企業(30人以上99人)
 職業意識、強い責任感、社会常識、向上心、コミュニケーション
となっています。(厚生労働省 平成20年度版 労働経済の分析資料より)

画像



この調査結果は最近の社会世相を顕著に表しています。

超大企業においては、コミュニケーションと向上心を問題視していますが、
企業規模が小さくなるにつれ、職業意識、強い責任感、社会常識を、
問題視する傾向が強くなっていきます。

大企業に勤める「人付き合いが下手で現状満足型の若者」、
小さい規模の企業に勤める「どこか中途半端で頑張りが利かない若者」、
という2種類の若者の姿が見えてきます。

新人類とか言うつもりはありません。一人一人を見ると皆優秀です。
ただ、頑張っても将来は良くならない…そんな漠然とした空気が彼らを
そんな風にさせているのだと思います。  

第二の選択 : 

今の仕事でプロ意識を持って、何度失敗しても諦めずにチャレンジする

決して楽な選択肢でありませんが、これが二番目の選択肢となります。

工夫や新しい価値を生み出していくのは、踊る大捜査線の織田裕二じゃないですが、
現場です。ですから、現場で働く皆さんや我々が自ら選択できる選択肢です。

しかし、一人では選択出来ません。チームでやらないと成果が出ないからです。

この選択肢を選択するためには、やろうと思う人間だけではなく、チーム全体、
将来に希望を失いつつある現場の若者も巻き込んだ取り組みが必要になります。

組織の現場のリーダーが、厳しいけれどやってみる価値がある明確な目標を持って、
自らチャレンジする、周りを巻き込んで動く…ことが重要な要素となります。

もし、所属する企業や組織の経営者やリーダーがそのような意識を持っている
のでしたら、やってみる価値があると思います。

3回の転職(内1回は独立)をした私が言うのも変ですが、

転職というは、賭けを伴う最後の選択肢です。

賃金が低いという理由で転職することは、決してお勧め出来ません。

数年後に転職先の企業の給料が高いという保障はどこにもありません。
外資系は要求される仕事が出来なければ半年後にレイオフされます。

転職した先で、2番目の選択肢を取れるかどうかは賭けなのです。

賃金や待遇に不満を訴えて転職を考える前に、自分はどういう選択をすべきか?
一度じっくり考えて見られては如何でしょうか?

次回は、職種や仕事の配置の不満について、
いわゆる適材適所について話をしたいと思います。

以上

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
No14 仕事の満足度を上げるには 1 出る杭は打たれて伸びる!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる