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zoom RSS No33. 『人を動かす力』講座の補足1 背景

<<   作成日時 : 2010/05/17 00:17   >>

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この記事は当社で月2回発行しているメールマガジンの講座を補足する内容です。

< 欲や感情を生み出すプロセス >

人は『欲』と『感情』で動く(行動する)動物だと私は思っています。

『欲』と書くと、何か下賎なもののように感じますが、メルマガ講座第一章で
ご説明した通り、お金がほしい、綺麗になりたい、偉くなりたい…と云った
俗物的な欲から、人にために尽くしたい、自分の可能性を試したいなどの
高尚な欲まで、その種類は様々です。

(アメリカの心理学者アブラハムマズローは『人間の欲』を5段階に分けて
説明しています。理性的と云われるものも、欲の一種として捉えられています。)

これは時代がいくら変化しようが変わらない人の原則のように思っています。

そこで、『欲』と『感情』を生み出すプロセスをまとめておきたいと思います。

ある出来事が起こった時、人はまず『喜怒哀楽』に代表される『感情』が発生します。
そして、その感情が『したい、ほしい』という『欲』を生み出していると思います。

仕事で成果が出る『出来事』

 ⇒嬉しい『感情』  ⇒さらに成果を出そう『欲』  ⇒仕事に精を出す『行動』

といった具合です。

ですから、欲と感情が生まれてくるプロセスは、

『 出来事 ⇒ 感情 ⇒ 欲 ⇒ 行動 』 という順番が一般的だと思います。

しかし、感情は1つの出来事から生まれるのではなく、それまでの一連の出来事、
つまり『状況』が生み出しているのであって、

感情を引き出したように見える出来事は『トリガー(引き金)』に過ぎません。

つまり、「仕事を一生懸命頑張って来たという状況」があってこそ、
上記のような仕事に精を出すという行動につながります。

「仕事をサボっていた」という状況なのに、「成果が出た」という出来事が
発生した場合、殆どのケースが誰かのおかげで成果が出たことになると思います。

ラッキー(感情) ⇒ 2匹目のドジョウを狙おう(欲) ⇒ 出来る人間に取り入る(行動)

という風に、全く違う行動につながります。

ですから実際は、欲と感情を生み出すプロセスは

・ 『 状況 ⇒ 出来事(トリガー) ⇒ 感情 ⇒ 欲 ⇒ 行動 』

ということになると思います。

そして、同じ状況、出来事が起こっても出てくる感情や欲は人によって異なります。

どのような感情や欲を発生させるかは、

・ 『性格的な因子(外向き内向き/論理的感覚的など)』 と 『それまでの経験』

が大きく影響を及ぼしていると思います。

< なぜモチベーションが上がらないのか >

将来が明るい、伸びている時代では(日本で云うと高度成長期やバブル期)、
嬉しい、楽しい、勝ちたい、負けたくない、と云った『前向きな感情』が中心でした。

社員の動機付けやモチベーションの向上という観点では、前向きな感情の場合は
あまり問題にならず、そこから生まれて来る『欲』を満たす支援をすることに
重きを置いていました。

しかし、最近の10年のような停滞期や変局期には、
状況に対して不安、不満、怖いなど『後ろ向きな感情』を感じる人が増えてきます。

必然的に生まれて来る『欲』も、今を守りたい、失敗をしたくない、責任を回避したい
などとなり、新しい事や困難な事に取り組まないものとなっていきます。

 ・国際競争力の低下や少子高齢化で将来に不安を感じ「働く意欲」が減退

 ・IT化(死語?)、グローバル化などの社会環境の変化が急速に起こっており、
  上手く付いていけないと感じている中年/壮年者が増えている

 ・体よりも頭と神経を使う仕事が増え、常に強いストレスにさらされて
  精神的に疲れている人が増えている

また、ここ10年で増えてきた何不自由なく過保護に育てられた人は、置かれた
状況に対して不平不満がなく『無感情、無感動』に陥りがちのように思います。

 ・過保護に育てられた若手が多く
  (大学の入学式や会社の入社式に親が付いてくる時代です)
  現状で満足、上を目指そうという「欲」が気薄になってきている

 ・叱られた経験が少なく(親も含めて他人を叱ることをしなくなっています)、
  優秀だが「ちょっとしたつまずきや失敗」や「他人からの叱咤や批判」で
  すぐに心が折れてしまう若手が増えている

当然感情が発生しなければ『欲』も生まれてきませんので、
『欲の無い若者』を生み出すことになってきました。

モチベーションが上がらないのは、現在の日本が抱えている社会問題が
起因となっていると思います。

ですから、従来の「給料や地位を上げる」といった鼻先にニンジンをぶら下げて
奮起させる方法や、「プラス思考」「ポジティブシンキング」などの
欧米式の積極性を出させる方法では、人は上手く動いてくれません。

時代の変局点に差し掛かっている現代日本で、やる気を引き出すためには、

・ 「不安を抱えている」 「価値観の多様化している」 「ストレス耐性が低い」

ことを前提とした、

・『感情』を前向きに変えていく、『感情、感動』を生み出す

取り組みが必要な時代となっているように思います。

しかし、これは非常に怖い手段でもあります。感情を取り扱う手法は、
歴史的に見ると、正しい目的のために使われないケースの方が多いと思います。
(人々を扇動して騒乱を起す『アジテーション』も、不満や不安を持っている
人々の感情や情緒に訴えるものです。)

本講座では、

・ 感情はどのような方法で捉えことが出来るのか
・ どのような行動を取れば、こちらの伝えたい事がしっかり伝わるアドバイス
  となるのか

などについて具体的な方法論に踏み込んで説明をしています。ですから、

『 私心無き心 』 を持って活用して頂きたいと思っています。

以上

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