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zoom RSS No41. 熟年者が日本を救う?

<<   作成日時 : 2010/10/18 06:56   >>

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日本は過去150年間で、二度の世界が驚く奇跡を起しています。

一度目は、ちょん髷を結って刀を差して町を歩いて民族が、維新から
わずか37年で戦艦を作って大国ロシアを破ってしまった…明治の近代化

二度目が、日本の都市の殆どが焼け野原になった終戦から、
たった20年で世界第二位のGNP国になった…昭和の戦後復興と高度成長

特に明治維新については、欧米人以外が行った最初の近代化と云うことで
様々な方が様々な観点からその理由を研究されています。
(高い教育水準、治安の良さ、勤勉で我慢強い民族性…など)

歴史学者でも無い私が、その理由を論じるつもりはありません。

ただ、先行きが見えない今の時代に生きる我々に、
これから先を生きるために何かヒントがないのかと、
別の観点からいろいろと調べてみました。

皆さんは、明治維新(1863年)から平成(2006年)までの約140年間、
人口が増え続けていたという事実をご存知でしょうか

明治維新の時の日本の人口は約3300万人、現在の人口がおよそ1億2000万人
ですから、約4倍弱に増えています。

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産業革命を成功させた国や地域は、例外なく人口の急激な増加が
起こっています。

コンサルタントという仕事柄、企業や地域などの集団の生産力とは何ぞや?
という疑問を持っているのですが、簡素化して考えると、

@ 人 (数、質など)
A 能力(知識、スキル、経験など)
B 道具(生産財、インフラ財、武器の性能、数など)
C 資源(資金、エネルギー、食料など)
D 意識(動機、目的など)

の掛け算で表されると考えています。(個人でも同じですが)

ですから、人口が増えるということは、自ずと生産力は向上します。
しかしそれだけは他者と差が付きません。各国や企業の指導者達は

・ 人の質や能力を向上させる(教育)
・ 道具を充実させる 
・ 資源を確保する
・ 高い意識を持たせる 

ことに注力してきた…これが20世紀の競争の実態だと思います

では今の日本はどうでしょうか?

少子高齢化の時代を迎えて、人口が減っていく日本は
もう成長する国ではなくなった事を意味しているのでしょうか?

ただこの状況は、多くの先進国でも同じです。

飛ぶ鳥を落とす勢いの、中国やインドでも何十年後かには
同じ状況となります。

私は、産業革命の魔法(人口増加という利点を活かした成長)が
切れる時期に来ているのではないのかと考えるようになっています。

21世紀は違う視点から、成長の要素を見つけ出す必要があるように
思っています。

視点を変えて見ると、先進国に共通して増えているものもあるんです(借金以外に…)

そうです、寿命です。熟年者の数が飛躍的に増えているのです。
(敬意を表して、高齢者と呼ばすに熟年者と呼びたいと思っています)

これを重荷とみるか、チャンスとみるかで将来は全く違う姿になります。

現在65才以上の人口は全体の約23%、2944万人だそうです。それが、
4年後の2014年には、25%(4人に1人は熟年者)約3200万人となり、
30年後の2040年には、実に33%(3人に1人が熟年者)3600万人と
成るそうです。(国立社会保障・人口問題研究所の資料より)

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40過ぎまではヒタスラ働き、その後は蓄えた資産で悠々自適に暮らす
これが欧米の人々が求めている理想の姿です。

つまり、欧米では熟年者は働かない人、消費する人と捉えられています。
日本でも、熟年者マーケットを1つの有望な市場と考えらています。

しかし、日本人は、そう云う老後を楽しむ思考だったのでしょうか

各国の65歳以上の人がが働く率を調べてみたところ、日本では約20%
あるのに対して、アメリカを除く主要な欧米諸国では1〜8%しかありません。

もう少し詳しく調べてみると、65歳〜69歳の就労率は
男性が46.9%、女性が26.3%もあるのです。すごいですね…

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元来の日本人は、働く事そのものに意義を見出している民族だと思っています。

しかし、現在の熟年者の高い就業率を実現しているのは、主に農業や
自営業(商店街の店主さん、大工などの職人さんなど)が中心です。
(1970年代までの65歳以上の就労率は現在の倍近くあったのです)

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では、これから大量に発生する『 サラリーマンの熟年者 』は働けるのでしょうか?

産業革命 ⇒ 長寿化 ⇒ 潜在的なサラリーマン熟年者の労働力

これが、次の時代の成長を生み出す新しい切り口だと思っています。

先ほどの生産力の4つの要素を考えると、サラリーマン熟年者には

・ 真面目に丁寧な仕事をする気質
・ 培ってきた豊富な知識や経験
・ 蓄えてきた財力
・ 働こうとする高い意識

があります。

政府は熟年者が働けるように、様々な施策を打ち出していますが、
多くの仕事が、熟年者が持っているものを活かせる仕事ではありません。

若い人に比べて、確かに『 体力 』はありません。しかし、

『 熟年者が働くための道具 』『 それを使いこなす知識 』

があれば、高い戦力となるはずだと思います。

農業を考えて頂ければ分かると思います。農機具の発達により
熟年者でも十分に作業が出来るようになっています。
世界が絶賛する安全で美味しい米や野菜、果物を作っているのは熟年者です。

熟年者でも取り扱える農機具が日本の農業を支えています。

確かにバリアフリーやユニバーサルデザインなど、熟年者が使いやすい商品は
作られてきました。しかし、農業以外で『熟年者が働くための商品』を
あまり見たことがありません。(これまでは需要がなかったのでしょうが)

世界一の品質の製品を作ってきた知識や経験を持っている熟年者が、
道具の力を借りて、もう一度商品を作り出すことが出来れば、

間違いなく 『マイスター・メイド』となると思います。

これは、日本にしか出来ない製品作りを実現するだけでなく、
これから産業革命を成功させた国々が必ず到達する
『少子高齢化問題』を解決するための、有効な施策だと思っています。

何せ高いスキルと知識を持った何千万人という労働力が生まれ、
それに見合う消費が新しく生まれるのですから…

また、どんな人でも、どんな職種職業でも、

『その道をしっかり続けていけば、死ぬまで食べていける』

という、将来への希望が生まれます。

2040年には65才以上の熟年者が3600万人となるのです。
そのうちどれだけの人々を戦力とすることが出来るのか

日本の命運を握っているように思います。

さらに、もう一つ注目すべきなのはが、女性の熟年者の労働力、いわゆる
『 おばちゃん・おばあちゃんパワー 』です。

男性より10年は長い寿命を誇るのにも関わらず、先ほどの就労率でいうと
7割は家庭の中で眠っている、潜在的な戦力です。

おばちゃんパワーをどう活かすのか、このあたりについては
次回のブログでお話したいと思います。

以上

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