出る杭は打たれて伸びる!

アクセスカウンタ

zoom RSS No42. 『 ありのままを見る力 』 を高める

<<   作成日時 : 2010/10/22 08:45   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

新しい発想で製品を生み出す、未経験の課題の解決策を見つける、これから起こる問題の予測をする・・・

今日のような先が見えない変化の時代では、「定石や経験からくる発想」だけは乗り切れません。

『 当たり前を当たり前としない、逆にそれらを断ち切る発想 』
重要な要素となってくると思います。

そのためにと、世の中には様々な発想法があります。

しかし、それらを学べば新しい発想が出来るようになるのでしょうか?

答えから申し上げると、目の前の物事をしっかりと見れない人が、
いくら発想の手法を学んでも効果は薄いと思います。

何が変化しどうなっていくのか、

まずは『物事をよく見れる』ようになること が大切だと思います。

人は目の前の事を見ているようで実はよく見ていません。

目や耳から入って来る情報を、『既に記憶にある情報』と常に比較して認識しています。
目の前にある赤い球体がリンゴだと認識出来るのは、過去にリンゴ見た、触った、
食べた等の記憶があるからです。

さらに、目や耳から入ってくる情報は物凄い情報量です。
すべてを一々認識確認していては脳がパンクしてしまいます。

ですから『既に記憶にある情報』は、つまり「いつもの風景は」、
意図的な行動をしない限り認識をしません。

リンゴが落ちてくる光景を普通の人は見過ごしてしまいます。

朝通った通勤道の風景を思い出せと云われても、特別なことでも無い限り、
今日の記憶ではなく、いつかの記憶を思い出しています。

我々は、『特別なモノのみを通すフィルター』を目や耳にかけて生活をしています。

ですから、意識して『物事を良く見る』という行動をしなければ、
目の前の物事のほとんどが右から左へと流れてしまい、認識できません。

『よくみる』行動とは、

『特別なモノのみを通すフィルター』を意識的に外して認識する行動です。

では、どのような行動をすれば『よく見る』ことが出来るようになるのでしょうか。

元来『よく見る力』は、誰しも赤ん坊の時は持っていた力です。

ですから、『よく見るための行動を習慣化』することによって高められると思います。
(鉄道員や工場現場の指先行動などがその例となります)

目利きと云われてる人々、クリエイターと云われてる人々、達人と云われるプロ達、
持って生まれた資質も高かったのでしょうが、それ以上に

『よくみるための行動を習慣化』しています。

正しく1%の資質と99%の努力の賜物だと思います。

そして、先達の行動を観察すると、以下のような3つの特徴的な行動をしているように思います。

1.角度を変えて物事をみる

2.感覚を変えて物事をみる

3.条件や関連性を考えて物事をみる


< 1.角度を変えて物事をみる >

服や食器を買う時、ひっくり返して裏をみたり、縫い目やキズを確認したり、
少し遠くから眺めてみたりします。

また、家族や友達、店員さんに疑問点や意見を聞いてみたりします。
これらが、我々が無意識に行っている『角度を変えて見る行動』の例です。

問題の分析やアイデア出しなど、仕事上でもやっていますが、
困った時や必要な時だけ、しっかり見ようと思ってもみれるものではありません。

日頃から雑誌や待ち行く女性が着ている服の形や色をよく見ているから、
買う時に流行の服が選べます。

現場に数多く足を運んで顧客や現場の生の声を聞いているから、
クレームが起こった時の問題の本質が見えます。つまり、 

違いや変化は、如何に多くの物事を意図的に見て来たかによって分かるものです。

ですから、日々の生活の中に、角度を変えてみる行動を取り入れることが重要となります。

時々通勤経路を変えてみる、一日主夫をやってみる、違う意見の人の話を聞いてみる・・・
直ぐに出来る行動は沢山あります。

ただし、ただ漠然と行動してもあまり意味はありません。

『角度を変えて物事をみるという意識』を持って行動すること が大切になります。

角度には、

  ・ 物理的なもの(表と裏、マクロとミクロ、高いと低いなど)
  ・ 人の見方(自分と他人、玄人と素人、大人と子供など)

というものが含まれます。

ひっくり返す、離れてみる、しゃがんでみる、とっつき難い人と話をしてみる・・・

そういった意識的な行動を地道に続けていけば(習慣化)、角度を変えて物事を見る力が身に付きます。


< 2.感覚を変えて物事をみる >

人には見る、聞く以外の感覚(視覚、聴覚)には、匂う、触る、味わうといった
感覚(嗅覚、触覚、味覚)などがあります。

感覚を変えるというのは、匂いを嗅ぐ、触ってみる、味見してみるといった行動を
指している訳ではなく見えているもの、聞こえてくるものを、

『匂い』、『触感』、『味』に例えたらどのような表現が出来るかを考察する行動のことです。

目と耳から入ってくる情報は大量で曖昧です。人も含めて動物は生き残るために、
匂う、触る、味見するといった行動で、安全か危険か、いつも通りかオカシイかなどの
確認判断をしています。

元来、人の嗅覚、触覚、味覚の器官は敏感で、微細な変化を感じ取れるように出来ています。
 (味覚は甘いや辛いなどの5種類の違いと強弱で様々な味を感じ取れますし、
  嗅覚は数千種類の匂いをダイレクトに識別することが出来ます。
  触覚は数ミクロンの違いを感じ取ることが出来ます。
  ただし、経験が少ないと違いを感じ取れません。
  南国の人には寒いや雪や氷の感覚があまり無いのと同じです)

ですから、この3つの感覚を活性化することで、微妙な変化や違いを感じ取る力を
高めることが出来るようになります。

しかし、活性化する・・・といっても、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

日頃から、見たもの、聞いたものを、これらの3つの感覚で上手く表現しようと
意識を働かせることが、感覚の活性化につながります。

例えば、人の持つ本質的な特徴を、姿形(視覚)や話ぶり(聴覚)だけでつかむのではなく、

  (嗅覚) 危険な香り、甘美な香り、青臭い、オジン臭い、・・・
  (触覚) 尖っている、堅い、熱い、冷めている、柔らかい・・・
  (味覚) 渋い、甘い、辛口、キツイ、刺激的・・・

どの表現が当てはまるのかを認識しようとすれば、3つの感覚を使って
相手の特徴をつかもうとします。

人に限らず様々な物事を、

  『例えるならば、どんな匂い?どんな感触?どんな味?』 

そんな意識でみることによって、微細な変化や本質的なものを感じ取るようになってきます。

 
< 3.条件や関連性を考えて物事をみる >

物事には見えていないことも沢山あります。

物質が持つ強度/電気/磁性の特性値など、測れば見えるものもありますが、
未知の問題、相手の抱いている感情など、

想像力を働かせて推し量ることでしか見えてこないもの が数多くあります。

そして、多くの問題は、ミカン箱の底の腐ったミカンが多くのミカンを腐らせてしまうように、
見えていないことが原因で起こります。

しかし、見えていないものに人は、想像力どころか注意さえ払いません。
  
どうすれば良いのでしょうか?
  
物事には、温度や湿気が腐敗に関係しているように、

『 強い影響を与える条件 』が必ずあります。

また、物事と物事の間には一つの物事が引き金となって他の物事を引き起こす

『 関連性 』があります。

ですから、何も問題がない上手くいっている・・・そんな時ほど、

  『 今を成り立たせている条件は何か 』
  『 条件が変われば何が起こるか 』

という目で物事をみることが大切になります。

実は、経験豊富なリーダーほど、この見方を無意識ですが仕事上で行っています。

例えば、「問題や不具合が起こっていない、減っている」と感じている時は、
「各人がチェックをする時間が取れている、ベテランが若手の仕事の出来を確認をしている、
仕事の量が適量だ」などと無意識にその条件を理解しています。

そして、条件が一つでも崩れれば再び問題が多発する可能性があるので、
常に条件の変化に注意を払っています。

また、問題や不具合が少ないと問題に対する意識が低下し、そこから問題が発生する
ことも知っていますから、何も問題がなくても、口を酸っぱくしてチェックをすることを指示しています。

 『 物事そのものをみるだけでなく、
       それを成立させている条件や、関連する物事までもみること 』


このことを意識して行動することが、見えないものを見えるようにしていく一歩となります。


〜 ナレッジワーク・ニュース 「人を動かす力」 第六章より 〜

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
No42. 『 ありのままを見る力 』 を高める 出る杭は打たれて伸びる!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる