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zoom RSS 今週の一言 No14 人づくりは土づくりから

<<   作成日時 : 2014/05/26 16:41   >>

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コンサルティングをやっていて、一番多いご相談が実は『 部下や後輩の育成が上手く行かない 』という人の育成に関するお悩みです。

今回は、笛を吹けども踊ってくれない、何を言っても今と変わろうとしない、どうすれば良いのか、そんなお悩みを抱えている方へのメッセージです。

■ 人づくりと業績は相関している

『 金を残して死ぬ者は下。仕事を残して死ぬ者は中。人を残して死ぬ者は上なり 』

この言葉、明治の大政治家、後藤新平が倒れる直前に残した言葉と言われていますが、明治の人は偉かったとつくづく思います。

私達の仕事に置き換えてみると

『 成果を残すは下、次の仕事を作るは中、次の人を作るは上 』となります。

読者の皆さんは如何でしょうか? 何を会社に残して来ましたか?

私など何も残せていないので、下の下なんですが・・・

でも、考えてみれば当たり前なんです。

人がいなければ仕事など出来ないし、仕事がなければ金など生まれてきません。

社会も会社も基本は人だということですね。

だから、人材育成は大事だということになります。

これはアメリカでも同じようで、従業員に投資を行う企業は、行わない企業に比べて業績が良いそうです。

※ 詳しく知りたい方は、5月のメールマガジンの講座でご紹介したアメリカのオバちゃん(失礼)コンサルタントが買いた『 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』を読んでみて下さい。

日本でもそうですよね。

弊社のお客様(製造業)の人への投資の推移を見ていると実感出来るのですが、、
リーマンショックの時、金を使うなと指示があったにも関わらず、何とか予算を捻出して、弊社の育成研修を続けて頂いたある企業さんは、今や絶好調です。

結果論かも知れませんが、逆のパターンの企業さんがほとんどだったんです。

厳しい時ほど、最後は人が鍵を握る。私が経験から学んだことです。

しかし、人を育成すること、ましてや次の人を残すことは、容易ではありません。
( だから、多くの方が悩まれるのですが・・・ )

では、どうすれば良いのか・・・

多くの皆さんが、2つのワナに嵌って悩まれているように思います。


■ 一つ目のワナ 自分のコピーを作ろうとする

人間も動物の1種類ですから、自分のDNAを残そうとする習性を持っています。

ですからと言っては何ですが、私自身も含めて、部下や後輩の育成をしようとすると、ついつい自分のコピーを作ろうとしてしまいます。

偉い役職の人ほど、その道での経験が長い人ほど、この傾向があるように思います。

確かに、そうすべき時もあるのですが
(社会人としてのマナー、設計者としての姿勢などを教える時など)

多くの場合に、このワナに嵌ってしまうと、人が育ちません。

子供の教育と同じですね。親がレールを引けば引くほど、
いつまでも親離れ出来ない子供となってしまいます。

誰も、そう、どんな人づくりの天才でも、相手の人生を歩むことなど出来ないのに、
ついつい、自分の価値観や経験で判断して、手や口を出してしまうんですよね、
人間って・・・。

私も、このワナに自分が嵌っていることに気付いたのは、つい10年程前です。

部下から言われたんです。

『 一緒に仕事をしていたら、いつまで経っても独り立ちさせてくれない。だから、離れて仕事をしたい 』と

ですからそれ以降は、基礎的な部分は厳しく躾けますが
(人として間違えているなど)、

それ以外は、本人が決めて努力していくことの手助けをすることに終始するようにしています。

でも、難しいんですよね、どこまでが基礎的なのかの判断基準が。

※ 決して自分は神でも、人生の審判でもありません

そして、年齢とか経験年数と関係ないんですよね、基礎的な部分が出来ているかどうかは

※ 若い頃は出来ていたのに、流されてやっていないベテランも多いんですよね

ですから、自分や自社という眼ではなく、外からの眼、つまり部下や後輩が

『 違う会社に出しても恥ずかしくないか、ちゃんと認められるか 』

ということを基準にして、基礎的がどうかを判断するようにしています。

でも、その時に、もう一つのワナに嵌るんです。
そしてこれが、最も分かり難く、抜けるのが難しいワナでもあるんです。

読者の皆さんのような優秀な方々は、コーチングという言葉をご存じだと思います。

※ 基礎的な部分を教える(ティーチング)と逆、そして対となる指導法ですね

その基本となるのが、

『 人はそれぞれに良さがある、
   その人の個性を見極め、それに合わせた指導をすることが大事 』

ということなんですが、ここに大きな大きなワナがあるんです。


■ 二つ目のワナ 木を見て森を見ずではなく、土を見ず

確かに、相手をよく見るよく聞くことは大切です。個性を認めることも大切です。
でも、相手を見れば見るほど、もっと大切なことに、気付かなくなるのです。

極論を申し上げると、植物と同じで、人は放っといても育つんです。

そして、元気に育ってもらうためには、余計な世話をするよりも、
農業と同じで、育つ土作り、土壌作りが重要なんです。

つまり、相手を見てどう指導しようかよりも、どんな人(種)が来ても
元気に育つように、土づくりに精を出すべきなんです。

ところが、最近の管理職育成の研修などでは、コーチング力やコミュニケーション力など、小手先の指導方法(失礼)に終始しているように思えてなりません。

確かに、コーチング力もコミュニケーション力も大事です。

でも、育つ土、土壌がなければ、何も育たないのです。

日本企業の多くが、長い長い不況で、結果と効率だけを求められ、
さらには人を減らされ、給料を減らされてきました。

つまり、日本企業の多くが、人材育成という観点から見ると
枯れた土壌、荒れた土になっているように思います。

このことから目を逸らしても、人など育ちません。

経営者の仕事だと思われる方も多いの思いますが、
経営者が出来るのは、金と工数を出すことだけです。

土づくりをやるのは、部長やマネジャー、そして現場のリーダーなんです。


■ 人が育つ土づくりとは

私が以前から気を付けているのが、
( その道70年のおばさんに教えられたことなんですか )

@ < 通気性 >
   年齢、経験、役職、部署に関係なく自由な会話が出来る空気を作ること

 ⇒ 空気を入れることが最も大事だと教えられました。 
 ⇒ 面子とか、立場とか、後から何を言われるか怖いなどが全面に出て
   会話になっていないケースが多いんです。
 ⇒ 人の話、特に立場が違う人の話ほど役にたつんです
 

A < 柔軟性 >
   上の人ほど、隠し事をしない、自らの失敗を認めること

 ⇒ 地下1メールに掘っても同じ土かどうかが大事だと教えられました。
 ⇒ 大事なことはリーダー以上だけが会議室に籠って秘密会議してませんか
 ⇒ 仕事をする前から言い訳ばかり考えていませんか

B < 程よいまとまり >
   メンバー同士がお互いを良く知る場を多く作ること

 ⇒ 柔らかくてもバラバラ砕ける土ではダメだと教えられました。
 ⇒ 同じ課にいても、仕事の事以外話したことが無い人が結構多いんです。
 ⇒ 人が育つとは、他人の良い所を盗むことなんです

C < 取り込む力 >
   外からの刺激を受けてもらう機会を作ること

 ⇒ 雑草も動物の糞も糧として取り込作業が大事だと教えれました。  
 ⇒ いつもと違う人、ましてや外の人を会う機会が無い人が多いんです。
 ⇒ 刺激があるから、やってみようという意欲が湧くんです。

という4点です。どれも簡単なようですが、出来ていない企業さんが多いのでは無いでしょうか

人が育つ土づくりとは、一言で言うと、

『 躾に厳しいが、子供1人1人をしっかりと見守っている大家族の家庭 』

と同じような環境づくりだと、私は思っています。

読者の皆さんは、自分の部門をチームを、どんな家庭にしたいですが?

それをメンバーと腹を割って話をすることをお勧めします。


■ おまけ 自分を追い越してくれる人づくり

でも、人の育成は、確かに心が折れることが多いと思います。
付いてきてくれないし、何考えているのかわかないし、最後は逃げ出すし・・・
の連続だと思います。

では、どうすれば良いのかなのですが、

私の場合は、

『 何でも良いので、例え1つでも良いので、自分(私)を追い越してみろ 』

そういった意識を持って後輩や部下と接することにしています。

言いたい事を言えなくなるから、自分の心が折れるのだと思います。

私は、部下や後輩に言いたいことを言ってきましたし、
悔しかったら追い越して見ろと、心の中で叫ぶようにしていました。

ただ、どんな相手でも公平に接することと、相手の良さは認めること
だけは守るようにしていますが・・・。

それで付いてこなかったら、その子はそこまで

と、ある意味割り切っています。

結果論ですが、このやり方に変えてから、部下が育つようになったと思います。

今でも、元部下のメンバーに言われるんです。

『 仕事は一緒にしたくないが、どこに居ようが必ず葬式には出ます 』

と。最大の褒め言葉と勝手に理解しています。


以上

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